研究会を年2回実施します。従来は9月に実技研究会、6月に書論研究会を実施。すでに100回を超えます。

研究会では実技研究として〝漢字〟〝かな〟と、現代表記である〝漢字かな交じり〟を総合的に研鑽します。更に臨書作品の展示と解説を行います。

6月の総会後の研究会では、実技を支える日中の古書論をはじめ、様々な角度からの研究成果を発表します。

また、外部識者を招いての講演会を実施することがあります。

会員以外の方もご参加いただけるこの研究会では、同人の先生方の研究発表や席上揮毫を学ぶことができる有意義な機会となっています。

最新の研究会の内容をご紹介いたします。

◎第101回 研究会「実技」

令和元年9月15日(日)第101回研究会「実技」が開催されました。

北とぴあの会議室をお借りした広い会場内で、午前十時から開始いたしました。

その後席上揮毫に移り、最初は馬場笑花先生による、何紹基の行草山谷題跋の臨書でした。


二人目は稲毛安起良先生による松風閣詩巻の臨書です。

またその後は臨書鑑賞の解説が行われました。
會田艸文先生による黄庭堅の李太白憶旧遊詩巻


そして雨宮太虚先生による鄧石如の隷書崔子玉座右銘を鑑賞いたしました。



午後は、各自用意した道具で午前中に学んだ臨書を練習。

先生方が指導に当たってくださいます。お手本を書いたり、筆法を説明してくださる貴重な機会です。




書き上げた後は一列に掲示し、それぞれ先生方から丁寧な批評をいただきます。




約一日をかけ、充実した研究会となりました。